大阪あわじ駅前クリニック 耳鼻咽喉科・小児科

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口が乾く

口の乾き・ネバつき(口腔乾燥症/ドライマウス)

「水を飲んでもすぐに口が乾く」「パンやビスケットがパサついて飲み込みにくい」「舌がピリピリ痛む」

そのような症状でお悩みではありませんか?

口が乾く症状は「口腔乾燥症(ドライマウス)」と呼ばれています。

単なる「渇き」とは異なり、唾液が減ることで口の中のカビ(カンジダ)が増えたり、歯の根元がむし歯になりやすくなったりと、様々なトラブルの原因になります。

当院では、耳鼻咽喉科として原因を詳しく調べ、お一人おひとりに合わせた治療(お薬の工夫や漢方など)を行っています。

あなたはいくつ当てはまりますか?(セルフチェック)

もし以下のような症状が続いている場合、それは「体質」ではなく「治療が必要なサイン」かもしれません。

  1. 乾いた食品(パンなど)が飲み込みにくい

  2. 夜中、口が乾いて目が覚め、水を飲む

  3. 口の中がネバネバする、話しにくい

  4. 味がわかりにくい(味覚障害)、食事が美味しくない

  5. 舌がひび割れている、または痛みがある

  6. 歯の根元のむし歯や、口臭が急に増えた気がする

なぜ口が乾くの? よくある4つの原因

原因は「口呼吸」による水分の蒸発と、「唾液そのものが減ってしまう」ことの2つに大きく分けられます。

1. 「口呼吸」による乾燥

鼻づまりなどで口が開いていると、粘膜の水分が蒸発して乾いてしまいます。

2. 薬の副作用・ストレス

非常によくある原因です。血圧の薬、アレルギーの薬、安定剤など、400種類以上のお薬が唾液を減らす原因になり得ます。また、ストレスや緊張でも唾液は減ってしまいます。

3. 加齢・噛む力の低下

年齢とともに唾液腺の機能は少しずつ落ちますが、柔らかいものばかり食べて「噛む回数(筋力)」が減ることも唾液減少につながります。

4. 全身の病気(シェーグレン症候群など)

免疫の病気で、自分自身の唾液腺を攻撃してしまう「シェーグレン症候群」では、強い口の乾きに加え、目の乾き(ドライアイ)や関節痛を伴うことがあります。

当院での検査と診断

耳鼻咽喉科の専門的な視点で、原因をしっかり見極めます。

  • お口・のどの視診:舌の赤みや乾燥具合、カンジダ(カビ)がいないかを確認します。

  • 血液検査・画像検査:シェーグレン症候群などが疑われる場合、必要に応じて血液検査やエコー検査などを行います。

治療について

原因に合わせた「オーダーメイド」の対策をご提案します。

鼻づまり・口呼吸

アレルギー治療や鼻の処置を行い、自然な鼻呼吸へ導きます。 

薬の影響

処方医と連携し、薬の変更や減量を相談する場合があります。

唾液分泌の低下

保湿剤(ジェル・スプレー)の使用や、こまめなうがい、生活指導を行います。

唾液腺の病気

炎症を抑える治療や、唾石(石)の治療を行います。 

ご自宅でできるケアの工夫

受診と並行して、以下の習慣を取り入れてみましょう。

「ちょこちょこ飲み」

一度に大量に飲むのではなく、少量の水をこまめに飲みましょう。

お部屋や口の加湿

特に寝室の湿度は重要です。加湿器やマスクを活用しましょう。

よく噛む・ガムを噛む

噛む刺激は唾液の分泌を促します。キシリトール入りやシュガーレスのガムがおすすめです。

こんな時は早めにご来院ください

様子を見すぎず、以下のサインがある場合は早めの受診をおすすめします。

  • 症状が2週間以上続いている

  • 食事や会話、睡眠に支障が出ている

  • 舌が痛い、ひび割れている

  • 耳の下や顎の下が腫れている

  • 目も乾く、関節が痛い、微熱が続く

院長からの一言

「たかが口の乾き」と我慢しないでください。口の潤いは、食べる・話す・笑うといった生活の質(QOL)に直結します。

鼻の治療で良くなるのか、お薬が必要なのか、まずは原因を一緒に探りましょう。お気軽にご相談ください。

記事監修

院長のプロフィール写真

Itsuki Kitayama

大阪あわじ駅前クリニック 院長・医学博士

北山 一樹

医学博士(大阪大学)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 認定専門医・指導医
日本アレルギー学会 認定専門医
日本喘息学会 認定専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医

大学病院・基幹病院にて小児から成人、一般的な耳鼻咽喉科疾患から悪性疾患まで幅広い診療を担当。外来・手術・研究の総合的な経験を有する。
音声の研究では、“粗ぞう性嗄声(ガラガラ声)”の音響学的なメカニズムとその発声機構を世界で初めて解明し、学術報告を行う。
また、難しくなりがちな医療情報をわかりやすく伝えることを目指し、医学専門デザイン事業STUDIO BIUMを運営。学会・医療機関のロゴ・配布資料・Webサイトなど、一貫した“わかりやすさ”を設計している。

学術実績など