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ヒアリングエイドとは?


ヒアリングエイドとは?補聴器との違いを耳鼻科医が解説
「ヒアリングエイド」という言葉を見かけて、
「補聴器と何が違うの?」
「集音器やイヤホン型の聞こえ補助デバイスとは別物?」
と迷われる方もいるかもしれません。
結論からいうと、hearing aid は英語で補聴器を意味する言葉です。
ただし、日本語の検索や広告では、ヒアリングエイドという言葉が、補聴器だけでなく、集音器や聞こえを助けるイヤホン型デバイスなどを広く指すように使われることがあります。
大阪あわじ駅前クリニックでは、耳鼻咽喉科医が耳の状態と聴力を確認したうえで、補聴器が必要かどうか、どのような調整が望ましいかを一緒に考えていきます。
ヒアリングエイドとは?
ヒアリングエイドは、英語の hearing aid をカタカナにした言葉です。
直訳すると「聞こえを助けるもの」ですが、一般的には補聴器を指します。
ただし、最近はインターネット上で、
- ヒアリングエイド
- 集音器
- 聞こえ補助イヤホン
- スマート補聴器
- イヤホン型補聴器
- OTC補聴器
- hearing aid
など、さまざまな言葉が使われています。
そのため、検索している方にとっては、
「医療機器としての補聴器なのか」
「音を大きくする一般的な機器なのか」
「スマホ連携イヤホンのようなものなのか」
が分かりにくくなっています。
補聴器とは?
補聴器は、聞こえにくさがある方のために、音を調整して聞き取りを助ける機器です。
単にすべての音を大きくするのではなく、聴力検査の結果をもとに、
聞こえにくい高さの音を補い、会話を聞き取りやすくすることを目指します。
特に大切なのは、以下の点です。
- 聴力検査の結果に合わせて調整する
- 言葉の聞き取りやすさも確認する
- 生活環境に合わせて設定を変える
- 装用後も何度か調整を行う
- 耳の状態を定期的に確認する
補聴器は「買って終わり」ではありません。
使い始めてから、音の大きさ、雑音の入り方、言葉の聞き取りやすさ、装用感を確認しながら、少しずつ合わせていくことが重要です。
## ヒアリングエイド・補聴器・集音器の違い
ヒアリングエイドという言葉は、使う人によって意味が少し変わることがあります。
ここでは、患者さんが混同しやすい3つの言葉を整理します。
集音器との違いは?
集音器は、周囲の音をまとめて大きくする機器です。
テレビの音や周囲の会話を一時的に聞き取りやすくしたい場合に使われることがあります。
一方で、難聴の方は、すべての音が同じように聞こえにくくなるわけではありません。
高い音が聞こえにくい方、低い音は聞こえるけれど子音が聞き取りにくい方、左右差がある方など、聞こえ方は一人ひとり異なります。
そのため、聞こえにくさがある方にとっては、単に音を大きくするだけでは、
- 雑音がうるさい
- 人の声がかえって聞き取りにくい
- 大きな音がつらい
- 長時間つけていられない
と感じることがあります。
補聴器は、聴力検査の結果をもとに、必要な音を補いながら調整していく点が大きな違いです。
イヤホン型の聞こえ補助デバイスとの違い
最近は、イヤホン型で目立ちにくい聞こえ補助デバイスも増えています。
見た目が自然で使いやすい一方で、
「イヤホンのように使えるから補聴器より簡単」
と考えるのは注意が必要です。
聞こえにくさの背景には、加齢性難聴だけでなく、耳垢、中耳炎、滲出性中耳炎、突発性難聴、メニエール病、聴神経腫瘍など、治療や精査が必要な病気が隠れていることがあります。
まずは耳の状態を確認し、聴力検査を行ったうえで、補聴器が必要か、他の治療が必要かを判断することが大切です。
補聴器を考える前に、耳鼻科で確認したいこと
聞こえにくさを感じたとき、すぐに補聴器を購入する前に、耳鼻咽喉科で確認しておきたいことがあります。
こんな症状があれば、聴力検査をおすすめします
次のような症状がある場合、補聴器が必要かどうかにかかわらず、一度聴力検査を受けることをおすすめします。
- 聞き返しが増えた
- テレビの音が大きいと言われる
- 家族との会話で聞き間違いが増えた
- 複数人の会話が聞き取りにくい
- 騒がしい場所で会話が分かりにくい
- 電話の声が聞き取りにくい
- マスク越しの会話が分かりにくい
- 高い声や子どもの声が聞き取りにくい
- 耳鳴りを伴っている
- 聞こえにくさのために外出や会話がおっくうになってきた
難聴は少しずつ進むことが多く、ご本人よりも周囲の方が先に気づくことがあります。
「年齢のせい」と決めつけず、今の聞こえを検査で確認することが大切です。
ヒアリングエイドを選ぶときに大切なこと
ヒアリングエイド、補聴器、集音器、イヤホン型デバイスなど、選択肢が増えているからこそ、次の点を確認することが大切です。
1. 聴力検査に基づいているか
聞こえにくい音の高さや程度は、人によって異なります。
検査をせずに機器を選ぶと、必要な音が補われなかったり、逆に大きすぎる音が入ったりすることがあります。
2. 言葉の聞き取りを確認しているか
補聴器で大切なのは、音が聞こえることだけではありません。
会話がどの程度聞き取れるか、騒がしい場所でどのように困っているかを確認する必要があります。
3. 試聴できるか
補聴器は、診察室だけで評価するものではありません。
ご自宅、家族との会話、テレビ、買い物、職場、飲食店など、実際の生活場面で使ってみることで分かることがあります。
4. 購入後も調整できるか
初めて補聴器をつけると、生活音が大きく感じたり、違和感が出たりすることがあります。
多くの場合、使いながら少しずつ調整して慣れていくことが必要です。
5. 耳の状態を確認できるか
耳垢、中耳炎、外耳炎、鼓膜の状態などによって、聞こえ方や補聴器の装用感は変わります。
補聴器を使い始めた後も、耳の状態を定期的に確認することが大切です。
大阪あわじ駅前クリニックでの補聴器相談
大阪あわじ駅前クリニックでは、聞こえにくさを感じる方に対して、まず耳鼻咽喉科医が耳の状態を確認します。
そのうえで、聴力検査、言葉の聞き取りの評価、生活上の困りごとの確認を行い、補聴器が適しているかを検討します。
当院では、認定補聴器技能士と連携しながら、補聴器の試聴、貸出、調整、装用後のフォローにつなげていきます。
「補聴器を買うべきか迷っている」
「家族に勧められたが、まだ早い気がする」
「今の補聴器が合わない」
「耳鳴りも一緒に相談したい」
このような方も、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. ヒアリングエイドと補聴器は同じですか?
英語の hearing aid は、一般的には補聴器を意味します。
ただし、日本語ではヒアリングエイドという言葉が、集音器や聞こえ補助デバイスを含めて使われることもあります。購入前に、医療機器としての補聴器なのか、一般的な集音機器なのかを確認することが大切です。
Q. 集音器ではだめですか?
集音器が役立つ場面もありますが、難聴のある方では、単に音を大きくするだけでは聞き取りにくさが改善しにくいことがあります。
また、耳の病気が原因で聞こえにくくなっている場合、発見が遅れる可能性もあります。聞こえにくさを感じる場合は、まず耳鼻咽喉科で検査を受けることをおすすめします。
Q. 補聴器はすぐ購入しないといけませんか?
必ずしもすぐに購入する必要はありません。
まずは聴力検査で現在の聞こえを確認し、補聴器が適しているかを判断します。必要に応じて試聴し、日常生活での聞こえを確認しながら検討していきます。
Q. 補聴器をつければ、すぐ自然に聞こえますか?
個人差があります。
初めて補聴器をつけると、生活音が大きく感じたり、違和感が出たりすることがあります。多くの場合、調整を繰り返しながら少しずつ慣れていきます。
Q. 耳鳴りがあっても相談できますか?
はい。
耳鳴りの背景に難聴が関係していることがあります。聞こえを補うことで耳鳴りが気になりにくくなる場合もありますので、耳鳴りと聞こえにくさをあわせてご相談ください。
まとめ
ヒアリングエイドは、本来は英語で補聴器を意味する言葉です。
ただし、日本語では補聴器、集音器、イヤホン型デバイスなどが混在して使われることがあります。
大切なのは、名前だけで選ぶのではなく、
- 聴力検査を受けること
- 耳の病気が隠れていないか確認すること
- 自分の聞こえに合わせて調整すること
- 試聴や装用後のフォローを受けること
です。
大阪あわじ駅前クリニックでは、耳鼻咽喉科医が耳の状態と聴力を確認したうえで、認定補聴器技能士と連携しながら、補聴器の試聴・調整・装用後のフォローを行います。
「ヒアリングエイドと補聴器の違いが分からない」
「補聴器を買う前に相談したい」
「今の聞こえがどの程度なのか知りたい」
という方は、まずはお気軽にご相談ください。
記事監修

Itsuki Kitayama
大阪あわじ駅前クリニック 院長・医学博士
北山 一樹
医学博士(大阪大学)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 認定専門医・指導医
日本アレルギー学会 認定専門医
日本喘息学会 認定専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医
大学病院・基幹病院にて小児から成人、一般的な耳鼻咽喉科疾患から悪性疾患まで幅広い診療を担当。外来・手術・研究の総合的な経験を有する。
音声の研究では、“粗ぞう性嗄声(ガラガラ声)”の音響学的なメカニズムとその発声機構を世界で初めて解明し、学術報告を行う。
また、難しくなりがちな医療情報をわかりやすく伝えることを目指し、医学専門デザイン事業STUDIO BIUMを運営。学会・医療機関のロゴ・配布資料・Webサイトなど、一貫した“わかりやすさ”を設計している。
学術実績など




