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オーティコン補聴器/ジール(Zeal)


オーティコン ジールとは?
耳あな型充電式AI補聴器という新しい選択肢
最近、補聴器の世界では「AI補聴器」「充電式補聴器」「耳あな型補聴器」という言葉を目にする機会が増えてきました。
その中でも、オーティコンから登場した オーティコン ジール(Oticon Zeal) は、これまでの補聴器のイメージを少し変えるような、新しいタイプの耳あな型補聴器です。

補聴器というと、
「目立つのではないか」
「耳の後ろにかけるものという印象がある」
「電池交換が大変そう」
「高機能なものは何が違うのかわかりにくい」
と感じる方も多いかもしれません。
オーティコン ジールは、耳の中にすっきり収まりやすいデザインでありながら、充電式、AIサウンド処理、スマートフォン連携、そしてオーティコン独自の BrainHearing™(ブレインヒアリング) の考え方を備えた補聴器です。
つまり、単に「小さい補聴器」ではなく、
目立ちにくさ・使いやすさ・聞こえの自然さ・つながりやすさをまとめた、新しい耳あな型補聴器といえます。
オーティコン ジールの特徴
オーティコン ジールの大きな特徴は、耳あな型でありながら、充電式で多機能という点です。
従来、耳あな型補聴器は目立ちにくい一方で、機種によっては電池交換が必要だったり、通信機能や充電機能に制限があったりしました。
一方、耳かけ型補聴器は、機能性や調整幅、スマートフォン連携などに強みがあるものの、「見た目が気になる」「マスクや眼鏡と干渉する」と感じる方もいます。
オーティコン ジールは、この間にあるニーズに応える補聴器です。
耳の中に本体の多くが収まりやすく、見た目の負担を抑えながら、充電式の便利さやAIによる音の処理、Bluetooth LE Audio、Auracast™などの新しい接続性にも対応しています。
AI補聴器は「音を大きくするだけ」ではありません
AI補聴器というと、少し難しく聞こえるかもしれません。
ただ、患者さんにとって大切なのは、AIという名前そのものではなく、
実際の生活の中で、聞きたい声を聞き取りやすくしてくれるか
雑音の中でも、疲れにくい聞こえを目指せるか
音の方向や奥行きが不自然になりすぎないか
という点です。
たとえば、静かな公園で遠くの鳥のさえずりが聞こえ、その手前で家族が話している場面を想像してみてください。
私たちは、無意識のうちに、
遠くの音
近くの声
背後の気配
風の音
足音
聞きたい会話
を分けて感じています。
高機能な補聴器では、単に雑音を消すだけではなく、こうした音の距離感や方向感、空間の広がりをできるだけ自然に保ちながら、会話を聞き取りやすくすることを目指します。
オーティコンの補聴器は、聞きたい音だけを極端に取り出すのではなく、周囲の音環境も含めて脳に届けるという考え方を大切にしています。
オーティコンのBrainHearing™とは?
オーティコンの特徴としてよく紹介されるのが、BrainHearing™(ブレインヒアリング) という考え方です。
これは、補聴器を「耳だけの機械」として考えるのではなく、
脳が音を理解しやすいように、必要な音情報を届ける
という発想です。
私たちは耳で音を受け取り、その音を脳で理解しています。
そのため、補聴器で大切なのは、ただ音量を大きくすることだけではありません。
会話の声がどこから来ているのか。
周囲にどのような音があるのか。
今、自分はどの音に注意を向けるべきなのか。
こうした判断には、音の全体像が必要です。
オーティコン ジールでは、AIによるサウンド処理とBrainHearing™の考え方により、周囲360度の音環境をできるだけ自然に捉えながら、必要な音に集中しやすい聞こえを目指します。
耳あな型・耳かけ型・充電式・電池式の違い
補聴器選びでは、メーカーやグレードだけでなく、形と電源方式も大切です。
大きく分けると、
耳の中に入れる「耳あな型」
耳の後ろにかける「耳かけ型」
毎日充電して使う「充電式」
空気電池を交換して使う「電池式」
があります。
どれが一番良いというよりも、聴力、耳の形、生活スタイル、手先の操作性、スマートフォン連携の希望、見た目の希望などによって、合うタイプが変わります。
耳あな型補聴器が向いている方
耳あな型補聴器は、一般的には次のような方に向いています。
見た目が気になりにくい補聴器を希望される方。
マスクや眼鏡との干渉を少なくしたい方。
耳の中にすっきり収まるタイプを試してみたい方。
スマートフォン連携や充電式の便利さも重視したい方。
ただし、すべての方に耳あな型が合うわけではありません。
外耳道が狭い方、耳だれがある方、耳あかが多い方、手先の細かい操作が苦手な方、聴力の程度によってより強い出力が必要な方では、耳かけ型の方が適している場合もあります。
そのため、見た目や広告だけで選ぶのではなく、耳鼻咽喉科で耳の状態と聴力を確認したうえで選ぶことが大切です。
梅沢富美男さんの発信から考える「補聴器を前向きに使う」ということ
俳優の梅沢富美男さんが、補聴器ユーザーであることを公表し、補聴器を前向きに使うメッセージを発信されたことも話題になりました。
梅沢さんが紹介されている補聴器は、オーティコンの別シリーズとされていますが、ここで大切なのは機種名そのものよりも、
補聴器を隠すものではなく、生活を支える道具として前向きに使う
という考え方です。
眼鏡をかけるように、聞こえを補う。
会話を楽しむために、聞こえを整える。
家族や友人との時間を、より安心して過ごす。
補聴器は、年齢を感じさせるものではなく、日常生活を支える医療機器です。
最近の補聴器は、見た目も機能も大きく進化しています。
耳あな型、耳かけ型、充電式、電池式、AI補聴器など、選択肢が増えたからこそ、自分に合ったものを専門的に選ぶことが大切です。
当院での補聴器相談について
大阪あわじ駅前クリニックでは、耳鼻咽喉科医が耳の状態や聴力を確認したうえで、補聴器相談を行います。
補聴器は、購入して終わりではありません。
聴力検査を行い、耳の病気が隠れていないか確認し、実際の生活環境に合わせて試聴し、調整を重ねることで、少しずつ使いやすい聞こえに近づけていきます。
当院では、オーティコン、フォナックの補聴器を中心に、患者さんの聞こえ方、生活スタイル、ご希望に合わせた補聴器選びをサポートします。
オーティコン ジールのような新しい耳あな型充電式補聴器に関心がある方も、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
オーティコン ジールは、耳あな型補聴器の目立ちにくさと、充電式・AI・スマートフォン連携などの多機能性を組み合わせた、新しい選択肢です。
ただし、補聴器は「新しいから良い」「高機能だから誰にでも合う」というものではありません。
大切なのは、
耳の状態
聴力の程度
聞こえにくい場面
生活スタイル
見た目の希望
操作のしやすさ
試聴したときの聞こえ方
を総合的に確認することです。
「最近、聞き返しが増えた」
「テレビの音が大きいと言われる」
「会議や家族の会話が聞き取りにくい」
「補聴器を試してみたいが、目立つのが気になる」
このような方は、まずは耳鼻咽喉科で聴力検査を受けてみましょう。
大阪あわじ駅前クリニックでは、聞こえの原因を確認し、補聴器が必要かどうか、どのようなタイプが合いそうかを丁寧にご相談いたします。

記事監修

Itsuki Kitayama
大阪あわじ駅前クリニック 院長・医学博士
北山 一樹
医学博士(大阪大学)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 認定専門医・指導医
日本アレルギー学会 認定専門医
日本喘息学会 認定専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医
大学病院・基幹病院にて小児から成人、一般的な耳鼻咽喉科疾患から悪性疾患まで幅広い診療を担当。外来・手術・研究の総合的な経験を有する。
音声の研究では、“粗ぞう性嗄声(ガラガラ声)”の音響学的なメカニズムとその発声機構を世界で初めて解明し、学術報告を行う。
また、難しくなりがちな医療情報をわかりやすく伝えることを目指し、医学専門デザイン事業STUDIO BIUMを運営。学会・医療機関のロゴ・配布資料・Webサイトなど、一貫した“わかりやすさ”を設計している。
学術実績など




