コラム
COLUMN

2026年のインパクトファクターが発表されました
院長・副院長の研究実績と、当院が大切にする科学的な診療
2026年の Journal Citation Reports が発表され、医学雑誌や科学雑誌の新しいインパクトファクターが公表されました。
「インパクトファクター」という言葉は、研究者や医師の間ではよく使われますが、患者さんにとっては少し聞き慣れない言葉かもしれません。
「インパクトファクターが高い雑誌に論文が載る」と聞くと、なんとなくすごそうだけれど、実際には何を意味しているのか分かりにくいですよね。
この記事では、インパクトファクターとは何か、そして大阪あわじ駅前クリニックの院長・副院長がこれまで取り組んできた研究が、日々の診療にどのようにつながっているのかを、患者さん向けにわかりやすくご紹介します。
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インパクトファクターとは?
インパクトファクターとは、医学雑誌や科学雑誌が、世界中の研究者からどれくらい引用されているかを示す指標のひとつです。
簡単にいうと、
その雑誌に掲載された論文が、他の研究にどれくらい影響を与えているかを見るための目安
です。
たとえば、インパクトファクターが高い雑誌は、多くの研究者に読まれ、引用され、医学や科学の発展に影響を与えている可能性があります。
ただし、インパクトファクターはあくまで「雑誌全体」の指標です。
医師個人の能力や、ひとつひとつの論文の価値を、その数字だけで決めるものではありません。
大切なのは、その研究がどのような課題に向き合い、どのように医療に役立つ可能性があるかです。
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院長が取り組んできた「声の研究」
大阪あわじ駅前クリニックの院長は、耳鼻咽喉科医として、特に「声」や「のど」の診療・研究に取り組んできました。
声がれ、かすれ声、声の出しにくさは、耳鼻咽喉科でよく相談される症状です。
しかし、
「声がどれくらい悪いのか」
「治療でどれくらい良くなったのか」
を客観的に評価することは、実は簡単ではありません。
声の聞こえ方には、医師や検査者の経験、患者さんの感じ方、録音環境など、さまざまな要素が関わります。
そこで院長は、声の中に含まれる音響的な特徴を解析し、
声の“粗さ”をより客観的に評価する方法
について研究してきました。
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国際医学誌 npj Digital Medicine に掲載された研究
院長が筆頭著者として発表した研究は、Nature Portfolio の国際医学誌 npj Digital Medicine に掲載されました。
npj Digital Medicine は、AI、デジタルヘルス、医療データ解析など、これからの医療に関わる研究を扱う国際誌です。
2026年に発表された最新の Journal Citation Reports に基づくデータでは、npj Digital Medicine のインパクトファクターは 18.0 と報告されています。
この数字そのものが診療の質を直接示すわけではありません。
ただ、世界中の研究者が注目する分野で、声の評価に関する研究成果を発表できたことは、院長にとって大きな経験となりました。
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どんな研究だったのか
この研究では、声がれの中でも特に「粗ぞう性」と呼ばれる、ガラガラした声の特徴に注目しました。
声がガラガラして聞こえるとき、声帯の振動はとても複雑になっています。
その中には、通常の声の成分だけでなく、サブハーモニクスと呼ばれる特殊な音の成分が含まれることがあります。
院長らの研究では、このサブハーモニクスを細かく解析し、声の粗さを数値化する新しい指標を作成しました。
これにより、これまで耳で判断していた声の粗さを、より客観的に評価できる可能性が示されました。
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副院長も小児内分泌・代謝領域で研究に取り組んできました
当院の副院長は、小児科専門医・小児内分泌専門医として、低身長、成長、思春期、ホルモン、代謝に関わる診療を専門としています。
副院長もこれまで、小児内分泌・代謝領域で論文執筆を行ってきました。
小児科の診療では、
「本当に検査が必要か」
「成長ホルモン治療の適応があるか」
「体質として見てよいのか、病気が隠れていないか」
を丁寧に見極めることが大切です。
研究に取り組んできた経験は、数字や検査結果をただ見るだけでなく、医学的な根拠に基づいてお子さんの状態を考える姿勢につながっています。
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研究が診療にどうつながるのか
患者さんにとって大切なのは、論文の数やインパクトファクターの数字そのものではありません。
大切なのは、
症状を感覚だけで判断せず、できるだけ客観的に評価しようとする姿勢
です。
耳鼻咽喉科では、声がれ、聞こえにくさ、鼻づまり、のどの違和感など、患者さん自身の感じ方がとても大切になります。
小児科では、身長や体重の伸び、発達、体調の変化など、日々の生活の中での気づきが診療の手がかりになります。
当院では、患者さんやご家族のお話を丁寧に伺いながら、必要に応じて検査を行い、医学的な根拠に基づいてわかりやすく説明することを大切にしています。
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「研究してきた医師」であることの意味
研究に取り組むということは、単に論文を書くことだけではありません。
日々の診療の中で、
「この症状をもっと正確に評価できないか」
「検査結果をどう患者さんにわかりやすく説明するか」
「治療が本当に必要か、経過を見てよいのか」
を考え続けることでもあります。
医学は日々進歩しています。
だからこそ当院では、経験だけに頼るのではなく、医学的な根拠を大切にしながら、患者さん一人ひとりに合った診療を行いたいと考えています。
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気になる症状はお気軽にご相談ください
声がれが長引く。
聞こえにくさが気になる。
鼻づまりが続く。
のどに違和感がある。
お子さんの成長や身長が気になる。
こうした症状や不安は、日常生活に大きく影響することがあります。
大阪あわじ駅前クリニックでは、耳鼻咽喉科専門医と小児内分泌専門医が、それぞれの専門性を活かしながら、地域の皆さまにわかりやすく、丁寧な診療を行ってまいります。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
記事監修

Itsuki Kitayama
大阪あわじ駅前クリニック 院長・医学博士
北山 一樹
医学博士(大阪大学)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 認定専門医・指導医
日本アレルギー学会 認定専門医
日本喘息学会 認定専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医
大学病院・基幹病院にて小児から成人、一般的な耳鼻咽喉科疾患から悪性疾患まで幅広い診療を担当。外来・手術・研究の総合的な経験を有する。
音声の研究では、“粗ぞう性嗄声(ガラガラ声)”の音響学的なメカニズムとその発声機構を世界で初めて解明し、学術報告を行う。
また、難しくなりがちな医療情報をわかりやすく伝えることを目指し、医学専門デザイン事業STUDIO BIUMを運営。学会・医療機関のロゴ・配布資料・Webサイトなど、一貫した“わかりやすさ”を設計している。
学術実績など




