あわじ駅前クリニック 耳鼻咽喉科・小児科

コラム

COLUMN

このたび、あわじ駅前クリニック院長 北山一樹 の研究成果が、大阪大学「未来社会共創を目指す 研究シーズ集 2026」 に掲載されました。

「研究シーズ集」とは?

「研究シーズ集」とは、大阪大学の研究成果を社会に向けて紹介するための冊子です。

企業・自治体・医療機関など、学外のさまざまな方に向けて、大学で生まれている研究や技術の可能性をわかりやすく発信する役割があります。

そのため、今回の掲載は単なる学内紹介ではなく、大阪大学が学外にも紹介する研究テーマのひとつとして取り上げられたことを意味します。

今回掲載された研究テーマ

今回掲載されたテーマは、「サブハーモニクス測定を組み込んだ粗ぞう性嗄声の評価のための多変量モデルの開発」です。

少し専門的な表現ですが、簡単にいうと、“ガラガラした声”“かすれた声” を、より客観的に評価するための研究です。

この研究は何が大切なのか

声の異常、とくに「ガラガラ声」や「かすれ声」は、耳鼻咽喉科の診療でよくみられる症状のひとつです。ただ、声の評価はこれまで「どのくらいガラガラして聞こえるか」、「どのくらいかすれているか」といった、聴いた印象に頼る部分も少なくありませんでした。

今回の研究は、声に含まれる特徴を解析し、そうした声の荒れやかすれを、できるだけ客観的に、定量的に捉えることを目指したものです。

これにより、今後は

- 声の状態をより客観的に評価すること

- 治療前後の変化を把握しやすくすること

- 臨床や研究の場で共通の指標として活用すること

などが期待されます。

クリニックとして大切にしていること

あわじ駅前クリニックでは、地域の皆さまにとって相談しやすい、身近なクリニックであることを大切にしています。

その一方で、院長は大学・研究機関でも音声や耳鼻咽喉科領域の研究に取り組んできました。

今回の掲載は、そうした専門性や研究活動の一端をご紹介いただいたものでもあります。

私たちが目指しているのは、地域に寄り添う診療と、専門性に基づく丁寧な医療の両立です。

耳・鼻・のどの症状は、命に関わる病気だけでなく、「声が出しにくい」、「聞き返しが増えた」、「鼻づまりで集中できない」といった、日々の生活の質に大きく関わる悩みも多く含まれます。

だからこそ当院では、身近で相談しやすいことに加えて、専門的な知見もわかりやすく診療に活かしていけるクリニックでありたいと考えています。

最後に

このたび、大阪大学「未来社会共創を目指す 研究シーズ集 2026」に研究成果を掲載いただけたことを、大変光栄に思っております。

今後も、地域の皆さまに安心して相談していただけるクリニックを目指しながら、診療・研究の両面から、よりよい医療につなげてまいります。

耳・鼻・のどの症状、聞こえや声のお悩み、お子さまの症状についても、どうぞお気軽にご相談ください。

記事監修

院長のプロフィール写真

Itsuki Kitayama

あわじ駅前クリニック 院長・医学博士

北山 一樹

医学博士(大阪大学)
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 認定専門医・指導医
日本アレルギー学会 認定専門医
日本喘息学会 認定専門医
日本音声言語医学会 音声言語認定医

大学病院・基幹病院にて小児から成人、一般的な耳鼻咽喉科疾患から悪性疾患まで幅広い診療を担当。外来・手術・研究の総合的な経験を有する。
音声の研究では、“粗ぞう性嗄声(ガラガラ声)”の音響学的なメカニズムとその発声機構を世界で初めて解明し、学術報告を行う。
また、難しくなりがちな医療情報をわかりやすく伝えることを目指し、医学専門デザイン事業STUDIO BIUMを運営。学会・医療機関のロゴ・配布資料・Webサイトなど、一貫した“わかりやすさ”を設計している。

学術実績など